「ニコラ・テスラの電氣時代に再起動」(Reboot再起動)
鈴木淳平
テスラ・ブーム到来!斬新なTのエンブレムが印象的!命名由来で人物が浮
かび上がります。電氣無くして成り立たないエネルギーの21世紀を予見した人
物。常識への挑戦者!再評価されるべきニコラ・テスラにリブート・再起動。
ニコラ・テスラの名を復活させた電氣自動車メーカー
「テスラ・モーターズ 株式時価総額GMを抜く…」newsモーニングサテライト、
2017年4月11日テレビ東京放送。「テスラ・モーターズ 低価格電気自動車4
00万円台でモデル3を年末には月間2万台生産予定」newsモーニングサテラ
イト、2017年7月4日テレビ東京放送。「テスラ社1回充電で350km走行、価
格390万円(米国)で37万車受注」ニュース7、7月30日NHKG放送。テスラ・
モーターズは発明家、電氣技師・科学者のニコラ・テスラに由来し名付けられ
(故人と企業の資本関係はない)、電氣の未来社会を予見したニコラ・テスラの
夢、発明を進化させたともいえる企業です。
電氣の未来を描いた発明家ニコラ・テスラは、近代史の機械化から電化に貢献
し、21世紀に電気・電子時代、インターネット、SNS、AI(人工知能)を使い謳
歌・享受する我々に馴染みが薄いながら、知るべき偉人であり古くて新しい電
氣時代を築いた創造力にリスペクトし、その恩恵に感謝し、正当な再評価を世
界的にされ始めリブート・再起動中です。
ニコラ・テスラは最も関心を寄せるべき天才の一人
ここ数年ミーディアに、ニコラ・テスラの登場回数が増えています。ニコラ・テスラ
(NikolaTesula、クロアチア生まれ1856年7月10日-1943年1月7日)。
2006年、映画『プレステージ』(原題: The Prestige)、C・プリースト原作、小説
『奇術師』(1995年)の映画化に登場。日本で有名なエジソン。ニコラ・テスラ
の発明の一面とエジソンの異なった人物像を一瞬、観れ知れる映画です。
2013年「スーパープレゼンテーション新春SP」『マルコ・テンペスト「ニコラ・テ
スラ・電気にかけた波乱の人生」』NHK、Eテレ放送。マルコ・テンペストはニュー
ヨークを拠点にするスイス人のマジシャンでニコラ・テスラの生涯を立体絵本と
プロジェクション・マッピングで披露、テスラ電氣の伝記が観れます。 必見!
https://www.ted.com/talks/marco_tempest_the_electric_rise_and_fall_of_nikola_tesla?language=ja
2017年、『フランケンシュタインの誘惑「ゆがめられた天才 幻の世界システ
ム」』4月27日放送。生涯独身で家族のいなかったニコラ・テスラ、86歳の最期
は米国、ニューヨークのホテル、数々の発明をした早すぎた天才としています。
「BS世界のドキュメンタリー」『電流戦争!エジソンVSテスラ』(米国2016年制
作)5月2日放送。直流(DC)のエジソンと交流(AC)のテスラの電流戦争、テス
ラが勝利し、テスラを再評価。テスラの夢は今も引き継がれていると分かります。
ニコラ・テスラとエジソンの電氣戦争、130年以上の歴史
電氣は、紀元前のギリシアでも確認され、エジソンが先行する中テスラが交流
電氣発電技術を確立、明るい未来への可能性を拓きエネルギーの大変革期、
パラダイム・シフトを迎えた約130年前の1880年代が黎明期(れいめいき)。
19世紀末までに電氣普及の基本と構想をニコラ・テスラが描き、電氣の未来
が21世紀に開花、我々はやっとテスラに追いついたのかもしれません。ニコ
ラ・テスラの電氣未来図は、交流発電システム、ラジオやラジコン(無線、ドロー
ンなど)、スマホなどへのワイヤレス給電、蛍光灯、空中放電実験で有名なテス
ラコイル、電氣、電話、電信すべてを無線送電システムとした世界システム構
想(インターネットの原型とも想える)などの多数を発明し提唱、ミサイルやレー
ダーなどの軍事的なものも構想したという。日本で311大震災の原発メルトダ
ウン以降、持続可能エネルギー発電を重視する動きとともにハイブリッドカーや
完全自動運転電氣自動車へ加速。テスラ・モーターズが一躍有名になりました。
国産初!電動スーパーカーが、お披露目。
京都大学発のEV(電動自動車:Electric Vehicleの略)ベンチャーはEV版フェ
ラーリを目標に2019年までに量産化目標、1,000台の販売目標。(「ワールドビ
ジネスサテライト」4月18日、テレビ東京放送)
電氣飛行機も実用化間近
ドイツ電氣設備大手シーメンスは電氣飛行機で最高速度340キロを記録と発
表。世界最大手のアメリカ・ボーイング社も電氣飛行機開発の新興企業への出
資を発表。(newsモーニングサテライト、テレビ東京4月12日放送)
空飛ぶ電氣自動車2020年に世界を飛ぶ?
スロバキアのエアロモービル(Aero Mobil)社が2014年に初飛行成功し2020
年に目標500台。地上航続距離700km、最高速度160km/h、飛行距離750km、
巡航速度259km/hの性能で売り出すAero Mobil4.0。日本販売予定価格1億
数千万円。世界のトヨタも支援するドローンを大きくした「空飛ぶ車」は、2020
年に実用化といわれ、日欧米で「空飛ぶ車」開発競争が激化。
電氣・電子による完全自動運転自動車の「自動運転中の自家用機や車中で仕
事しています」のような世界が眼前にあり〔自動運転電氣産業〕の明るい未来
が見えているのもニコラ・テスラのお陰です。100年以上前に描かれたテスラ
が夢見た壮大な電氣の未来が実現しつつある21世紀です。
理想と現実のはざまで苦悩し、あきらめず耐え続け自身の夢をリアルやバーチ
ャルに実現しようとする力の源泉は、脳の中の化学変化である想像力から創
造力に高め実現への努力を惜しまないことです。感動の刺激から生まれる発
想を実現するには本人自ら脳の中で情熱をもち続けられる持続可能エネルギ
ーを発電、維持できるようにリブート・再起動することです。その原動力・エネル
ギーを発電し続けたニコラテスラの電氣時代に学びました。