■増子瑞穂さんの「キャスター・マッシー通信」連載 - 26(11/30/2005)
「スパイス」
先日、懐かしき母校、日芸で講演会がありました。
恥ずかしながら講師として参加させていただきました。
「女性デザイナーに話を聞く」。
このタイトルで私がしゃしゃり出るのも、、、とほんの数秒考えましたが、
寛大な皆さんのもとで好き放題しゃべらせて頂きました。ありがとうございました。
そのときもお話したのですが、生きていく中で、「人とのつながり」って一番大切なんだと講演会が終わって改めて実感しています。
教室で勉強されている学生の皆さんには、いまひとつピンとこない事かもしれません。
学習として、自分の作りたいものをイメージしたり、スケッチしたり、形にしたりというのは一人でも出来ることです。しかし社会に出ると、その夢を実現させるには、自分とは別の人が必要不可欠になってきます。一人では出来ることに限りがあります。でも人から人へ、ネットワークは広がり、出来ることもどんどん広がります。沢山の人とつながりを持っていると、自分の夢は想像以上に膨らみ実現化します。そうやって人と出会い助けられ、私は仕事を続けられています。
自分とは違うスパイスをどれだけ加えられるか。ものづくりをする中で、ぜひ身につけて頂きたいと思います。一味を七味にも百味にも変えていってください。それはそれは味わい深いものになるでしょう。
さて私も、新しい番組を制作中です。
次はどんな素敵な人が、ともに夢を膨らませてくれるのか、寝不足ながら楽しみです。
2005.11.29
増子瑞穂
講演会の前、懐かしい3年の教室から外を見た。ファミマが見えたのが衝撃的だった。
さらに、殺陣同志会がチャンバラを繰り広げていたあたりで一人の男性が火花を噴いていた。さらに衝撃的だった。