■増子瑞穂さんの「キャスター・マッシー通信」連載 - 27(12/31/2005)
「2005年のしめくくりに」
今年もあとわずか、何かやり残したことはないかしら。
暮れも押しに押し迫ったみそか。大切な事をやり残していました。月に一度のマッシー通信。編集にたずさわっている方々、年末の忙しい時期にもあいかわらず筆が遅くてごめんなさい。
皆様、2005年はどんな一年でしたか?春、夏、秋、冬を振り返ると、ロケハン(ロケーションハンティング:撮影場所を探すこと)とともに風景が浮かびます。真夏、35度の炎天下を歩いた喜多見という初めての土地、染まり行く紅葉を眺め歩いた大好きな練馬。番組制作という仕事をしていなければ、きっと一生行かなかった場所にもたくさん行く事が出来ました。その時はとても孤独で、不安で、本当に番組になり得るのだろうかとドキドキしているのですが、振り返るといい想い出。(どこかで聞いたフレーズですが)
でも何よりも、2005年を振り返ったとき思い出されるのはその場所で会った「人」の顔です。この「人」はこんな事を話してくれた。あの「人」はこんな表情をみせてくれた。毎日が「初めまして」の連続でした。思い浮かぶ人の顔を一人一人、添付したいくらいです。2005年は、フォーラムという形で日芸に帰ってくる事もできました。卒業10年目という節目の年に素晴らしい体験をさせていただきました。このコラムを読んでくれている「人」に会い、励みになりました。
「人」に出会い「人」に助けられた2005年。次の年、誰かが一年を振り返ったとき、今度は出会ったことを喜んでもらえる存在になれればいいなと思い、2005年のマッシー通信をしめくくります。
2006年が皆さんにとって素晴らしい年でありますように。
●初日の出もいいけれど、2005年の太陽にも感謝を捧げたい。あと一日、がんばれ!
●新宿方面から上る太陽。2005年12月31日午前6時50分過ぎ撮影。
2005.12.31
増子瑞穂