■増子瑞穂さんの「キャスター・マッシー通信」連載 - 134(03/02/2015)
闘会議2015、新しいゲームイベント開催。
●闘会議2015会場内をリポート中
新しいゲームイベントが誕生しました。その名も「闘会議2015」。
コンセプトは「アナログとデジタルを融合させた全く新しいゲームイベント」です。
1月31日と2月1日の2日間、千葉の幕張メッセ4ホールから7ホールで行われました。
2日間の来場者数は3万5786人。会期中は各ブースでニコニコの公開生放送が行われ、
インターネット番組で闘会議を楽しんだ人は574万6338人にのぼりました。
幕張メッセには早朝5時から人が並びはじめ、会場前には2000人もの行列!
午前10時の会場とともにお目当てのブースに足早に向かう人の姿が放送されました。
私はそんな会場の様子が一望できる特設スタジオで、イベント全体の様子や各ブースからの中継などをまとめて放送する
「号外ニコラジ速報闘会議ニュース」という番組の進行役を担当。会場内の中継リポートもしました。
初日は9時間、2日目は7時間半という長時間番組。いやいや、疲れました…。
アナログとデジタルの融合というだけあって、会場内には様々なジャンルのゲームがずらり。
今、人気のスマホゲーム、パズル&ドラゴンズやモンスターストライク、
ゲームセンターなどに設置されるアーケード版ゲームもありました。
発売前というゲームにはたくさんの人が並び、200分待ちのブースも。
また広い展示会場内で、初対面同士アナログゲームの花札や麻雀を楽しむ姿は微笑ましくもシュールな印象を受けました。
さらに、自分自身がゲームをするのではなくゲームをしながら実況する人を見るために来る、という人も多いのも闘会議の特徴です。
ゲーム実況の達人は、今や憧れの存在なのです。
ゲームの爆音やゲーム実況中継の叫び声がとどろく中、あるコーナーに釘付けになりました。レトロゲームのコーナーです。
最初に目の前に飛び込んできたのは「たけしの挑戦状」。ご存知の方いらっしゃいますか。
クリアするのがとても難しいゲームで「無理ゲー」とも呼ばれています。
ほかにも「R-Type」「ソニック」「パラッパラッパー」など過去の名作を中学生が体験している様子を見て、
タイムスリップしたように錯覚しました。
壁面にはゲームの歴史を綴った大きな年表。ソフトのタイトルを読んでいるだけで時間を忘れそうになります。
見るだけではなく、ふせんにゲームの思い出を書いて年表に直接貼る、というノスタルジックな気分になれる素敵な演出も用意されていました。
思わず声をあげたのは1985年9月の年表。
「スーパーマリオプラザーズ任天堂発売。全世界で4024万本を売り上げ、日本国内のゲームソフト歴代売り上げ1位を獲得した」とあります。
スーパーマリオブラザーズ!私の世代なら、一度はプレイしたことがある名作ソフトです。
私も「小学校高学年のときに初めて自分で買ったゲーム」とふせんに書いて年表に貼りつけました。涙が出そうになりながら。
そして、涙が出そうになったコーナーがもう一つ、ソニーコンピュータエンターテインメントのブースです。
ソニーのゲーム機といえば、プレイステーション。初代機は1994年12月3日発売です。
ポータブル機も含めプレイステーションシリーズ歴代のハードが並んでいます。
プレイステーション3の登場と、第一子の誕生が同じ2006年なのも感慨深いものがありました。
この頃からゲームをする時間、自分の時間がなくなっていって…。
そう、1994年に初代プレイステーションが誕生し、20周年。当時、私は大学4年生。
プレイステーション発表イベントにMCのアルバイトでかかわった記憶があります。あれから20年。
闘会議という初めてのイベントに、プレイステーションが大御所ゲーム機として展示され、
私もこうしてゲームのイベントにMCで関わっているという不思議。
20年という年月が繋がりました。これを機に、私のゲームの歴史も復活の予感が。子育て、だいぶ楽になってきてるしなぁ。
この闘会議、次の開催も決まっています。次回は2016年1月30日と31日です。ホールも拡張して行われるそうです。
若者はもちろん、小学生から中高年まで。ゲームをする、あるいはゲームをしている人を見る、大人も子どももキラキラしたまなざし。
第一回でかなりの盛り上がりを見せた闘会議。来年はさらに出店企業も増え、人も集まることでしょう。楽しみです!
増子瑞穂
https://twitter.com/massykachan
闘会議2015サイト
http://tokaigi.jp
●2階の踊り場が特設スタジオ
●お目当てのブースに急ぐ人々
●あっという間に人!人!人!
●ファミコン「たけしの挑戦状」
●ゲーム歴史年表、思いを綴ったふせん
●初代プレイステーション