【NUDNメールマガジン】VOL.5----- 2002/2/4
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目次
( 1)ホームページ制作中のお知らせ
( 2)日芸ID-OBの活動紹介
( 3)ID企業説明会の報告
( 4)卒業制作最終審査結果の報告
( 5)大学での特別講議報告
( 6)その他、入試情報等のお知らせ
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( 1)ホームページ制作中のお知らせ
■今年初め頃より、OBの皆様からの活動報告やこちらかの情報量等が徐々に多くなっていき、毎回のメールで全てをお知らせする事が困難になって来ておりました。そこでメールマガジン刊行時より考えていましたホームページをいよいよ開設する事に致しました。
既にNUDNの文字を入れた、nudn.net.○○○.○○○アドレスを取得。現在、そのホームページを作成中です。開設は2月下旬予定。又これを機に学生にもオープンにして行く事を考えておりますので、「学生に一言!」「OBに一言!」という覧等も検討しております。
★次回【NUDNメールマガジン】VOL.6より皆様に活用していただけるよう計画しており
ますので御期待下さい!
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( 2)日芸ID-OBの活動紹介
■今回は、パリ在住の斉藤欽一さん 日産自動車(株)シニアデザイナー(s53年度卒)からの『デザイン関連雑感 パリ発信』や、原澤直希さん パイオニアデザイン(株) 事業開発部マネージャー(S61年度卒) からの『日本経済新聞に掲載された記事』等、非常に興味深くて面白い報告が有り、是非掲載したかったのですが、前述した様にその情報量が多く大変勝手ですが次回ホームページ開設記念号(?)に一挙掲載させていただきます。又、下記の永木康人さんの『デザイン方法論の日米比較・分析』もその情報量の多さは同様。これも次回に一部一挙掲載したいと思っています。永木康人さんの報告は全6章で成り立っておりその内容は非常に興味深いもので既に OBからは「シリコンバレーの話はとても面白かったです。」との報告も受けております。今回は先月号の予告通り「(1)ー2技術の統合」は掲載させて頂きます。
■連載ー2『デザイン方法論の日米比較・分析』
NECデザイン
永木康人 <y-nagaki@design.sj.nec.com>(s57年度卒)
「(1)ー2技術の統合」
シリコンバレーは、さまざまな技術を統合していくことで競争力を増している。基本となる技術をどんどんバージョンアップしていくことはもちろん、基幹技術を発展させるためにさまざまな周辺技術を付け加えていくことも盛んに行われている。社内でそうした周辺技術の開発が行われることもあるが、新興企業のM&A(合併買収)を通してそうした技術を手に入れるのも、シリコンバレーをはじめとしたテクノロジー関連企業が普通に行っている手段である。
たとえば、ネットワーク技術メーカーとして知られるシスコシステムズは、自社でR&D(研究開発)部門を持たず、その代わりに「R&A」を行っている。つまり、注目すべき技術を研究、開発した新興企業をまるごと買収し、開発済みの技術をそのまま製品としてしまう、という方法である。そうすることによって、新技術研究開発に伴う大きなリスクと時間的なロスを回避し、勝ち組の技術だけを吸い上げ、統合していこうという戦略である。シスコシステムズはこの戦略で、「インターネットの90%は、何らかのシスコ製の製品を通過している」と言われるほどの市場占有を獲得した。同様の戦略は、技術本位の企業だけでなく、ウェブサイトを運営する会社でも採用されている。たとえば、書籍などのオンライン販売を行うアマゾン・ドットコムは、ショッピング比較技術をはじめとした新興企業を買収することでサイトを充実させ、競争力を増そうとしている。技術の獲得にもシリコンバレー風、テクノロジー時代流というのがあると言っていい。また、シリコンバレーには自動車産業など、従来型企業が先端技術をモニターし、導入するためのアウトポストという位置づけもある。たとえばドイツを拠点にする自動車メーカー、BMW、ダイムラー・クライスラーなどは、ITを搭載した自動車開発のための研究施設を、すでに数年前からシリコンバレーの中心地に置いている。アメリカの自動車産業もIT車には並々ならぬ競争心を燃やしているが、BMW、ダイムラー・クライスラーの両研究所は、シリコンバレーの地の利を活かして、迅速なプロトタイピングを利用し、試行錯誤を繰り返して数多くの実験を行っている点で、他の場所にはない研究・開発の成果を生み出している。
デザインとの関係で言えば、こうした技術の統合はユーザーインターフェイス、ユーザーエクスペリエンスといった、特化した専門分野を生み出している。また、シリコンバレーのテクノロジー企業と何らかのかかわりを持つデザイン会社は、その技能の面でも、スピードの面でも、デザイン開発方法論、そしてビジネス面でも、プロダクトの技術統合と無関係ではあり得ない。技術がいかに研究、開発、統合されるかに、デザインは大きく左右され、またデザイン自体が、そうした開発に大きく貢献している。興味深い例として、パームパイロットなどの人気製品の波及効果が挙げられる。パームパイロット(スリーコム社)は、アメリカ人の携帯端末/ビジネスツールとしてほとんどデファクト・スタンダード的な地位を獲得したが、産業上の大きなインパクトは、その周辺に多くのソフト開発者、ハード開発者のコミュニティーができあがったことである。これはパームパイロットに追従するヴァイザー(ハンドスプリング社)でも同様で、ありとあらゆるソフトから、デジタルカメラ、携帯電話、音楽プレーヤーなど、さまざまなハード機器が両プロダクトの周辺機器としてすでに市場に出ている。デザインの対象としては、こうした派生的周辺機器の領域も見のがせないわけで、技術統合のゆくえはそのままデザインの発展に結びつくものである。
★次回、OBの活動紹介欄を御期待ください!
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(3)ID企業説明会の報告
■新年1月に3年生を対象に行なわれた企業就職説明会です。
□1月15日(火)
ソニー株式会社 企業説明会 15:30〜18:00
対象 インダストリアルデザイン専攻
説明 林 春生氏(S56年度卒)
内容 ソニーデザインの細かな説明及び企業実習のアドバイス等3年授業に於けるプレゼンテーションにコメンテーターとして参加し学生にアドバイスを行う。
□1月23日(水)
日本車輌製造株式会社
(研究室を訪問、清水教授に会社説明、募集要項説明される)
★今年も多くの企業から企業実習受け入れの案内がきており、一部の企業には多くの学生が希望し、一部の企業(例え一部上場の大企業であっても)には全く希望者なしといった、嘗ては考えられない状況になっております。又、女子学生は総じて申し込み率が低く、企業と云うよりは事務所系を希望している様です。
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( 4)卒業制作最終審査結果の報告
■1月19日(土)1:00より平成13年度デザイン学科卒業制作審査会が行われました。当日IDコースでは実習系の非常勤の先生方ほぼ全員を交えて約5時間かけて行いました。
今年はここ御数年にくらべてテーマの幅も広く又そのボリュームも大きく相対的に見応えがあったかと感じられました。この成果は2月26日(火)〜3月5日(火)まで日本大学芸術学部デザイン学科卒業制作展示会として他コースとともに新宿パークセンターOZONE/1Fホールにて発表されますので、是非御覧くださいませ。
尚、当日は卒業制作作品集も配付される予定です。
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( 5)大学での特別講議報告
■1月の特別講義
□特別講義:「IDに於けるモデリングについて」
講演者:FORM DESIGN 社 長坂 淳氏(H9年度卒)坂本 充氏(H9年度卒)
日 時:2002年1月22日(火)1:00 〜 5:50 pm 所沢校舎
★1、2年生にインダストリアルデザインの基本的な流れの中でモデル制作がどのように位置に有るのか、その重要性を講議してもらうと同時に、どのようにしてモデルを作るのか。短時間で出来る幾つかのサンプルを提示しその作り方を具体的に説明し、実際に学生に制作させる実践的な講議でした。実際に制作する場面では日頃おとなしい学生も活き活きと制作し実に内容の有る実習講議となりました。
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( 6)その他、入試情報等のお知らせ
■デザイン学科一般入学試験
試験日 2月26日(火)27日(水)
願書締めきり 2月20日(水)詳しくは
http://www.art.nihon-u.ac.jp/app/schedule.html を御覧下さい。
■アルバイト募集のお知らせ。
デザイン学科IDコースでは平成14年度よりアルバイト(江古田校舎勤務)を募集しておりす。
業務内容:江古田校舎IDコース授業準備、及び授業補助。事務系雑務。
勤務時間:火〜土の5日間、1日勤務時間10:00〜18:00まで。
時 給:¥850-程度
資 格:○年令/22〜30歳男女問わず。
○4年生大学工業デザイン叉はプロダクトデザイン専攻卒が望ましい。
期 間:平成14年度4月〜7月。14年度9月〜12。15年度1月〜3月。
(原則的に休暇期間は業務無し。但し必要に応じて業務依頼する事有り)
募集締切:2002年2月15日(金)
詳しくは肥田<koeda@art.nihon-u.ac.jp>までどなたか、心当たりがあればお知らせ下さい。
■ホームページ開設にともなう、OBのメールアドレス整備のお願い。
現在OBのに皆様のメールアドレスを確認出来ているのは全OBの25%弱です。次回のホームページ開設に伴い、出来るだけ多くのOBの皆様のメールアドレスを得、より多くの皆様にこのメールマガジンを発信して行きたいと思っております。つきましては、現在交信を行なっておられる同級生、叉は先輩、後輩の方々がいらっしゃれば、そのメールアドレスをこちらに是非お知らせ頂ければありがたいと存じます。他の方と二重にダブっても結構です。御存じのメールアドレスが有れば是非お知らせ下さいませ。
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以上が、【NUDNメールマガジン】VOL.5です。
このメールマガジンを同じく日芸ID-OBの皆様で御存じない方がいらっしゃると思います。御一読頂き興味を持っていただければより多くのOBの皆様に広げていきたいと存じますので、新たに送って頂きたい方のメールアドレスを肥田 までお知らせ下さい。
そろそろ、皆様の方で興味をもって頂く事柄が出てきたかと思いますが、、、いかがでしょうか?このメルマガの本来の主旨はそれをテーマに語り合い、お互いの意識を高めていく会(お酒を飲みながら)を設け色々語り合おう。と云うものです。皆様の御意見、御感想、等いろいろお聞きしたいと思っておりますので、是非お知らせ下さいませ。
尚、配信停止御希望の方も肥田 <koeda@art.nihon-u.ac.jp>までお知らせ下さい。
草々
2002年2月4日
発信人:肥田不二夫
日本大学芸術学部デザイン学科
工業デザイン研究室 助教授
<koeda@art.nihon-u.ac.jp>
TEL/FAX:03-5995-8233
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追加のお知らせ(2002/2/19)
NUDNホームページ開設に当たりOB皆様へのお願い
【NUDNメールマガジン】VOL.5でお知らせ致しましたNUDNホームページ開設に当たりこの【NUDN】の主旨を広く発展的に考え、下記の様に前向きに変更していきたいと思っておりますので、御協力頂きたいと存じます。
■正式名称=『NUDN』
*NUDN:Nihon University Design Network
日本大学芸術学部デザインネットワーク
■主旨=日本大学芸術学部インダストリアルデザインコース(以下:日芸ID)のOB/日芸ID学生/日芸ID-OB及び学生の仕事・作品に興味ある方々(一般人/受験生)に「デザイン」を通してのニュース等を定期的に発信して行き、その中で共通の興味をもって頂く事項が出てきたら、それをテーマに語り合い、お互いの意識を高めていく会を設けいろいろ語り合うものです。
■目的=日芸IDに関わる全ての人々にとってプラスになる事を目指す。
OB・学生のデザインに対する意識向上、OB・学生の緩やかな連帯感。日芸IDの社会的認知度、知名度の向上、一般の人(日芸ID-OBの仕事に興味ある方々や受験生等)に対するデザインを通しての仕事・作品のアピールとその活性化。
■対象者=日芸ID-OB/日芸ID学生/日芸ID-OB及び学生の仕事・作品に興味ある方々(一般人/受験生)の為のホームページ。つまり興味が有る人なら誰でもが対象者となります。今後【NUDNメールマガジン】は上記の主旨に基づいて発信致しますのでよろしく御理解の程お願い致します。さて、つきましては、OBの皆様に早速のお願いですが
○日本大学芸術学部インダストリアルデザイン卒業生(ID-OB)の活動として
■日芸IDーOBの仕事・作品(画像にて自分が携わった最近の仕事=作品を紹介)
■日芸IDーOBの会社・企業紹介(自分の会社、組織等のHPアドレスを掲載)
■OB活動報告 (作品以外の活動、デザイン研究その他=海外からの報告等)
■OBのチャレンジ(新しい分野で新たな仕事をやっているOB紹介)
等の欄を企画しております。
是非この欄を御利用して頂き、OBの方々の活動報告として、最近携わった作品や製品/商品等画像データ(JEPG 希望)でお送り頂ければと存じます。勿論、車等の複数の方々でデザインしたものは一概に「誰がデザインした」とは言えないかもしれませんが、「このデザインに携わった」と言う事で充分かと思います。OBの中で「あの製品は彼が携わっていたのか!」「あれは彼のデザインだったのか!」と言う事が皆様の良い刺激になり活性化して行くきっかけになればと存じます。(今までの反省として「デザイナー」に何かコメント送って頂くのも大変有り難い事ですが、デザインした「モノ」を見てもらうのが一番の報告だと改めて感じました。)是非、最近作(苦労した点等ありましたら一言添えて)をお送り下さい。
勿論、いままで通り「感想文」「報告」等もOKです。待っております。
又、今回から御自分の会社や組織を紹介して頂く事も企画しております。会社のアドレスを添えてその仕事内容の一部を掲示してください。会社のPRだと思ってもらってOK です。(リンクをはる事も可能です)更に新ジャンルで何か新たなチャレンジをしている方も、是非その活動を紹介して下さい。このホームページに載せる事で新たな仕事の展開になるかもしれません。
★期限はいつでも受け付けますが
次回ホームページ開設記念号の掲載希望者は今月27日までに <koeda@art.nihon-u.ac.jp> までお送り下さい。よろしくお願い致します。このNUDNホームページを思う存分活用して下さい。
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