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OBの仕事・作品紹介

森川鉄司<本田技術研究所 和光研究所>(H5年度卒)さんから
                「CR−Z」のエクステリアについての報告。

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image運転する楽しさを表現したハイブリットカーデザイン。
HONDAは今回の東京モータショーで(earth conscious technology-これからもこの地球でモビリティーを楽しむために)というテーマの下、様々な環境問題の下での次世代の提案をさせて戴きました。
CR−Zは、ハイブリットカーにおける更なる可能性の提案です。
まずデザインをするにあたりHONDAらしいハイブリットライトウェイトスポーツは何かと考えました。
現在のハイブリット車はスタイリングでも高い燃費効率や環境性能をしっかりとお客様へ訴求していると思います。対してCR−Zはハイブリットという環境に対するダメージを最小限に抑えた上で走る楽しさと運転する喜びを加えたデザインプロポーザルです。
HONDAはお客様からスポーティーというイメージを持って頂いておりますがその期待に応えられる造形を目指しました。
お客様に(これこそHONDAらしい一台)と感じていただければ幸いです。

●森川さんは本学ID卒業後、
 本田技術研究所和光研究所に入社。
 現在エクステリアデザインを担当。

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●第40回東京モーターショー出展車
 Honda CR-Zエクステリアデザイン担当
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フューチャリスティック&ダイナミックがデザインの特徴。
エクステリアのスタイリングコンセプトは(フューチャリスティック&ダイナミック)です。
大胆にウェッジしたボディーの前進感とダイナミックにツイストした面変化による先進感が骨格の大きな特徴です。
そしてフロントグリルから一気にリアまで突き抜ける造形と軽快感あるサイドの切り欠きがよりその特徴を強調しています。
又LEDなどの先進技術を用いたヘッドライトやサブライトなどの灯体類、視認性を考慮したチューブ型RRコンビ等の機能を集約したRR周りの造形、概念にとらわれることなくデザインされたサイドミラーやアルミホイール等、ディテールにも気を使いました。
ご存知のようにこのモデルはコンセプトカーという位置付けですので量産車にはない未来的な技術の提案を盛り込んでいます。それはコンセプトカーの役割である未来への提案と新トレンドの訴求を求めた結果であります。
これらを遠くない未来という時間スケールを想定しデザインしました。

●後輩諸君へ
私がまだ子供の頃からシビックやアコードなど、ホンダ車は独創的なデザインに挑戦する企業でした。更にオデッセイのような車が登場してきたりして「車が人々の生活を変える力」に感動しました。子供ながらにホンダイズムにときめいたのです。そこで自分でホンダ車をデザインしたいという夢を持ち、日大芸術学部で美術を学び現在に至ります。デザイナーとしてCR−Zのスタイリングにホンダイズムをしっかりと込めたいと思いながらデザインしました。

常にお客様視点に立ち、期待される存在である為にHONDAに何が求められているのか。
私達一人一人がこの日々この気持ちを持ちながら毎日の業務に望んでいますがCR−Zのデザインも例外ではありません。
ハイブリットライトウェイトスポーツという車がお客様の求める新価値の一つであると願い今回のデザインプロポーザルを行いました。
後輩のみなさんもこの車にホンダイズムを感じてカーデザインの世界に魅力を感じて頂けたら幸せに思います。

●製品紹介はこちら
http://www.honda.co.jp/motorshow/auto/htmlver/index.html
●イベントの御案内
http://www.honda.co.jp/motorshow/auto/local/

以上 簡単ではありますが、私の仕事の紹介とさせていただきます。(森川さん:談)

本田技術研究所
4輪開発センター
デザイン1ブロック
森川鉄司


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●森川さんが描いたレンダリング