ハロウィ-ン?ハロウィン?どっちでも通じますが一般的にはハロウィンが優勢です。
酷暑にも関わらず、すでに10月末のハロウィン(Halloween)の品揃えをする店が出始めています。
盆休み後から新学期を迎えるこの時期は、学用品関連のバック・トゥ・スクール(Back to School)の品揃えや9月1日の防災関連商品を前面に出している店が普通だったので驚きです。もっと驚き混乱すべきは外国語の日本語表記と発音です。育ち盛りのお子さんをもつ家庭で大いに疑問視すべきで、国際人を自負したい日本人ならば、なおさら氣にかけるべきで外来語の日本語表記と発音です。
外国語を分かりやすく?する日本語のカタカナ表記と発音。同じ日本人同士でも外来語に対する視覚認識のカタカナ表記と聴覚認識での日本語風の発音は、複雑で混乱を招き世界でも類を見ないはずです。日本人同士の共通言語化はますます悪化しピリピリとヒステリックな日本国の現状を感じさせます。
ハロウィンの商業成績は、2月14日のヴァレンタインデーを抜き去年、米国のニュースではミレニアル世代の購買力も重なり人と違うものを物色する傾向から実店舗での売り上げが伸び日本円で1兆円市場になったそうです。日本もここ数年、ヴァレンタインデーを抜き盛り上がる傾向を魅せています。
テレビのニュース報道で
「5Gで4Kを利用したソフトも期待できます」、とテレビニュースで不思議な音声を耳にしました。
上記「」内をアナウンサーの発した発音のまま記載すると以下のようになります。「ファイブジーでヨンケーをりようしたそふともきたいできます」、問題は5Gと4Kの音声と表記です。5Gは英語読みで「ファイブジー」と発音しながら4Kは日本語と英語の両方を使い「ヨンケー」とアナウンスしていたことです。
原稿を書く放送関係者の中に、4Kを「ホーケー」と書きたくなかったのかなと勘繰り、ならば外来語のカタカナ表記と発音の両方を満たす「フォーケー(Four-K)」とすればよかったのにと想ってしまいます。
日本の子どもが日本語の漢字、ひらがな、カタカナを覚えるので頭の中がパンパンになって育ちながら、小学生に英語が必修科目化されようとしています。綴りを連想できない外来語の日本語表記や発音でさらに頭の中が過密充満するような育ち方を親御さんは望むのでしょうか?
日本語統一するにしても「ごジー、よんケー」、GとKのアルファベットのカタカナ語混じり発音になります。英語読み統一するならば「ファイヴジー、フォーケー」となります。表記上問題になるのが、「5」をファイブとするかファイヴとするか、一般的には英語の綴りを連想できないファイブが多用されています。
「5」を英語表記すれば「Five」です。さらに「V」と「B」のカタカナ表記にも問題が浮かび上がります。
「B」のカタカナ表記は「ブ、ビ、ブ、べ、ボ」となり、「V」のカタカナ表記は「ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ、ヴォ」とするべきだからです。・バイオリンとヴァイオリン・ビバルディとヴィヴァルディ・ボイスレコーダーとヴォイスレコーダーなどあちらこちらに氾濫している現状を困惑している人が多いのでは。
ワザと表記を複雑にし混乱を招いているのではと想いたくなくても現実の野放途(のほうず)な拡散に、これからの国際社会を生きようとする日本の子どもたちを育てる意識の欠如とでもいうべき事柄です。
このコラムで「V」入りの英単語のカタカナ表記は極力、「ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ、ヴォ」にしています。
かつて1年で一番チョコレートが購買された2月14日もバレンタインデーなのかヴァレンタインデーなのか、販売する側も両方を遣っているので大人はともかく子どもには統一した英語の綴りを連想できる発音や表記を日本全体で学・産・官が一体となり、複雑にして難解な外来語を共通認識できるよう、共通言語化できるよう、今からでも遅くはないこれからを生きる若き日本の国際人を日本全体で支える努力をすべきと感じます。商売とはいえ季節感を超越した早すぎると感じるハロウィンの品ぞろえに驚き、日本の子どもが日本語の漢字、ひらがな、カタカナを覚えながら、不統一な外来語のカタカナ表記と発音を勉強せざるを得ない現状を憂い、改善されることを期待します。