推計976万人と十二支で最も少ない戌(いぬ)年生まれで昭和45年(1970年)生まれの48歳が189万人で最も多いと2018年1月1日のNHKニュース。
2017年の出生者過去最小の94万人余に対し死亡者は戦後最多の134万人余の見通しとその差は40万人余と推計され、超高齢化社会と少子化の人口減少が加速する日本。昨年12月22日NHKニュース。
超高齢社会の手本となりうるか
超高齢化社会を世界に先駆けいち早く経験している日本社会、まだ社会の役に立ちたいと働く高齢者(シニア・senior)が仕事先若手社員からのシニア・ハラスメントが顕在化し社会問題化する兆しを感じさせます。
2040年台には日本人口は9000万人台になりインバウンドのビジネスだけでは限られた成長しか望めず世界へビジネスを拡大させるグローバリズムを促進したい日本国を目指せるかが課題になります。
地球温暖化と氷河期
地球温暖化の影響で川や海の近くにある世界各地の空港は海面が2m上昇すればほとんどの空港は使用できなくなり飛行機以前の世界に戻ると言われています。一方氷河期が2030年に始まるとする都市伝説なのか本当なのか次の戌年前にははっきりしそうで2018年から定点観測を強化すべき地球規模の問題です。
世界は戦争状態か
世界では外交の対話よりも経済制裁を正当化し、国際社会を巻き込み平和よりも戦争へと導くのかコミュニケーションによる解決がおろそかになる現状を眼のあたりにしています。人間の争い・戦争の原因は個人的な恨みや復讐心の感情からである、という書籍もあり、国と国との戦争は次の名言を憶い出させます。「経済の延長に政治があり、政治の延長に戦争がある」、政治で経済制裁を打ち出し戦争へと後退するのか。テロとの戦いはすでに戦争であると定義する有識者もいます。テロは戦争であり先進国の日本は欧米社会と肩を並べていることで優位性を保とうとする日本国が中立国へと発展できるかが鍵です。
世界のリーダーを目指すべきか
世界の警察官でありリーダーから米国ファーストを打ち出したトランプ大統領の発言の波紋からGDP世界第3位の日本が世界のリーダーを目指せるか?
GDP 世界第2位の中国は〈一帯一路〉政策を打ち出し確実に世界のリーダーを歩み始めたとする有識者の見解が真実味を帯び始めています。
中国で時速4000キロの真空パイプを使った列車を開発するとし、実現できれば仮に東京-大阪間を約6分、東京-ニューヨーク間を2時間40分で移動できると2017年9月27日TBSで放送されました。太陽光発電を促進しEVシフトを加速させIT技術においても米国に代わり大原則・規範を示すようになる中国になりそうです。〈一帯一路〉政策に遅れて近寄る発言をし、かつてのシルクロードで絹や銀、陶器などの輸出で潤ったことを憶い出させながら全く新しい価値観で世界から歓迎される政策を打ちだす日本国になって欲しいものです。
科学工学技術で世界をリードできるか
希望の光は、世界的なEVシフトで航続距離を延ばすカギといわれる次世代電池の開発にあり、ガソリン車に比べ航続距離が短く充電にも時間がかかる電解質が液体のリチウム電池に代わり、特殊な個体に置き換えることで距離を2倍の延ばせフル充電も数分でできる〈全個体電池〉を2020年代前半からトヨタとパナソニックが組み実用化を目指すというNHK12月31日ニュースです。
もう一つの希望の光は、米国では大手IT企業が導入している〈量子コンピュータ〉に日本の産学共同プロジェクトで常温で作動する〈日本方式量子コンピュータ〉の基本原理の開発に成功というニュース2017年9月22日NHK放送。〈量子コンピュータ〉についてはまだまだ始まったばかりで世界的な競争下にあります。フィンテックで代表的な暗号通貨・仮想通貨の担保であるブロックチェーンも〈量子コンピュータ〉では解かれてしまうと言われています。
2018年から新たに見えてくる、自ら幸福になるために社会全体の幸福を模索し平和活動に邁進し核廃絶や反戦活動に半生をささげアインシュタインの名を連ね世界に〈ラッセル=アインシュタイン宣言1955年〉を発表し訴えた哲学者ラッセルの言葉「他者や社会との関わり無しには幸福になれない」が響きます。