●鮮やかな秋田新幹線が並ぶ。ダイナミック!
「夏休み東京駅探訪」 長い夏休みが終わりました。猛暑日が続いたことが嘘のようにめっきり涼しくなりました。 小学校夏休み。起床、朝ご飯、昼ご飯、おやつ、夕ご飯、就寝、起床、そして「今日はどこ行くの?」というワクワクした瞳。毎日この繰り返しです。もう小学3年生、いつまで一緒に出かけてくれるかわからない。来年の夏休みはもう、お母さんとお出かけなんてしてくれないかもしれない。できる限り行動をともにしました。そんな夏、3回足を運んだのが東京駅です。
東京駅。マッシー通信でも以前とりあげ、復元された赤レンガの外観やその周辺を紹介しました。 今回は東京駅の内部です。東京駅は赤レンガの建物でおなじみの「丸の内口」と、大きな帆が印象的な「八重洲口」に大きく分けられます。 東京駅を貫く路線は丸の内側から、中央線、京浜東北線と山手線、今年3月に開業した上野東京ライン、東海道線、東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線(以下東北新幹線)、そして八重洲口に一番近いところに東海道・山陽新幹線(以下東海道新幹線)があります。 在来線が1番線から10番線。東海道新幹線が14番線から19番線。ということは東北新幹線はあいだの11番線から13番線…と思いきや20番線から23番線です。あれ、11番12番13番線が消えてる!夏のホラー…ではなく。あとからできた東北新幹線が、在来線と東海道新幹線の間に入り込んできて、わかりやすいように20番代にまとめたためなのだそうです。
大人140円子ども70円の入場券を買うと、新幹線ホームと在来線ホームに入場できます。さらに新幹線は、東海道新幹線ホームと東北新幹線ホーム、連絡改札を通ってどちらにも行き来できます。改札の外に出ない限り2時間有効です。 東京駅には東に向かう色とりどりの東北新幹線、西に向かう青のラインがスタイリッシュな東海道新幹線、ひっきりなしに入線してきます。あ、ホームに電車が入ってくることを入線(にゅうせん)といいます。念のため。 息子は新幹線ホームの隅っこでひたすら新幹線車両の絵を描いていました。母は付き人。危険がないか、人の通行の妨げにならないか、 ときには強い日差しが息子のうなじを照らすのを、駅パンフレットでさえぎるなどして見守ります。 東京駅は西も東も新幹線始発なので入線から20分くらい停車しています。でも新幹線が停車している時間には限りがあります。短い時間で形を把握しスケッチブックに描き、ほどなく新幹線は西へ東へ。それでも次々と色とりどり、様々な形の新幹線がやってくるのであっという間に2時間が過ぎていきます。ずいぶん新幹線の形を描くのが速くなったなぁと感心したり。 東京駅、駅構内もホームもいつも人でごった返している印象がありますが、お盆の時期ですら空いている場所があります。 それは「日本橋口」。ホーム東側端っこにある改札です。この日本橋口は新幹線専用の改札。八重洲口や丸の内口は山手線など在来線の改札でもあるので多くの人が行き交います。日本橋口は新幹線専用改札なので人が少ないのです。新幹線観察のときは、この日本橋口改札から入場し、ホームにあがったところが人混みを避けられオススメです。
そして、東京駅といえば広大な地下空間。地下通路で東京駅を一周できることをご存知でしょうか。八重洲側にある大丸デパート地下から、京葉線地下改札、丸の内ブリックスクエア地下、KITTEという愛称で知られるJPタワー地下、丸の内口、丸の内口と八重洲口を結ぶ北地下自由通路、そして大丸デパートへと、ぐるっと一周できてしまうのです。歩数にして2799歩。息子と歩きながら数えました。笑。京葉線の地下改札のあたりからKITTEのあたりは東京駅と思えないほど人が少ない。丸の内あたりから急に人が増え八重洲付近は大混雑。まるでひとつの街を歩いているような変化が地下にあります。さらに地下一階を歩いているはずなのに階段や坂があって上ったり下ったり。東京駅の地下空間、健康に もよろしいです。
東京駅、面白いなぁ。何度行っても新しい発見がある。そして何度行っても道に迷う。笑。東京駅探訪の日々。息子にとっては夏休みの自由研究になりました。母にとってはマッシー通信になりました。親子で同じ事を学んでます。息子は来年の夏も同じことを学んでくれるのかしら。
2015年9月1日
増子瑞穂
twitter.com/massykachan
「フリースペース探訪」
www.nudn.net/maccy/107.html
10番線の隣が20番線!?東京駅のホーム番号が不規則な理由
news.mynavi.jp/series/trivia/031/
●東京駅周辺の工事は続く。
●人の少ない日本橋口(東北新幹線)。
●東北新幹線と在来線が並ぶ姿も見られる。
●東海道・山陽新幹線。スタイリッシュ!
●ホームの端っこでスケッチ。