他人の眼で人を見る多くの人は変化に鈍感になり自分の意見すら不確実に
不確実な時代を生きるには、見る力を養い過去を識り未来に活かす
創作者に必要な才能の一つは、ジコチュー(自己中心)とは異なる独創性
多くの人を感動の渦に誘う創作物は、過去を模倣し未来に新しく見せる

島国日本・ガラパゴス日本が長いデフレから再起動できるのか? 国は外交でも問題山積、日本人は国際人として世界に羽ばたき活躍している。 日本国は、個々の日本人の才能を世界に活かす、これからを求められている。 不確実な時代だからこそ日本人流の発想とキメ細かい氣質が〈先を読む力〉と なり地球環境保護や国際貢献に役立ち誇りになります。

『不確実性の時代』が分岐点であり、きっかけ
アインシュタインなどの古典物理学の領域で確立された「実証科学」は、仮説を 実験や観測などで証明する学問全般に通ずる考察が科学万能へと導きました。 数値化が客観性を担保しているように受け取られがちですが、果たして? 近年、仮説をたてた本人の意思が実験、観測の数値に反映される可能性が高 いと指摘する文献を眼にするようになりました。不確実性を説いています。 飛躍すれば「この世は揺らいでいる」、「実体は揺らいでいる」など、確実と想わ れていた科学的検証が実は主観によって左右される方が多いとする最新科学・先端物理学の「量子力学」に時代は移り、時同じくして経済学の視点で出版された『不確実性の時代』の40年前が分岐点と言えそうです。

変化のきっかけは1世紀前辺りから
1921年、アインシュタイン(Albert Einstein:ドイツ生まれ)は「理論物理学に対 する貢献、特に光電効果の法則の発見」でノーベル物理学賞受賞 1922年、ニールス・ボーア(Nieis Bohr:デンマーク生まれ)は「原子構造と原子から放射に関する研究についての貢献」でノーベル物理学賞受賞 1933年、エルヴィン・シュレーディンガー(Erwin Schro¨dinger:オーストリア生ま れ)は「新形式の原子理論の発見」ノーベル物理学賞受賞 古典物理学のアインシュタインが巨視的(マクロ)な物理学ならば、ボーア、シュ レディンガー等の微視的(ミクロ:マイクロ)な「量子」物理学が先端物理学です。先端物理学者の多くは謙虚にアインシュタインの功績を讃えてもいます。 1978年、『不確実性の時代』(ジョン・ガルブレイス著)書籍が日本でブームに。 アインシュタインがノーベル物理学賞を受賞した1921年から、56年後にガブレイスが『不確実性の時代』を出版し、1世紀近い時の流れの中でほぼ半世紀前あたりで分岐点を見ることができながら、日本はバブル時代突入前夜でした。

時代と共に変化する産業
食料・エネルギー・情報が世界を覆う3大産業です。時間軸でみることで、自身 の才能を活かせるか検討すべき時期がいつなのかを感じとれます。 19世紀末、フランスのアールヌーボーからアールデコの1925年辺りに時代を 謳歌し街を往来する乗り物の主流は馬車で、ヨーロッパの街のいたる所に馬糞 が散乱する中、ガソリンスタンドを開業した店主に馬車に乗った紳士が、馬は水の代わりにガソリは飲まない、儲かるはずがない!と、ガソリンスタンドの店主はこれからを見据え親子三代に渡るビジネスとして開店したと。馬の代わり にガソリンを飲み込む内燃機関のエンジン・自動車の時代を予見した話です。  半世紀後、太平洋戦争敗戦の日本もベビーブームを迎えた頃、最高学力を誇る大学卒業生の多くが石炭産業に入社した1950年代。当時主力の石炭産業に入ることがエリートだと想った人たちは十数年後、石炭の次の時代を読み 見る力がなく、再就職せざるをえなかった石油の時代に移り変わりました。

更に約半世紀後、IT化による情報産業が世界の流れを大きく変え飛躍・進化する世界のキーワード、AI、IoT、bitcoin、仮想通貨などの未来が見えています。

バブル時代やつい最近、外国企業買収をしたツケが企業業績を圧迫し危機に瀕している状況をニュースなどで見かけるにつけ、「ヨキにはからえ!」、「みんなで渡れば怖くない赤信号!」、〈誰も責任を取らない〉など世間を騒がし失敗に終わる企業文化を日本は抱えています。 リブートのタイミングを間違えているのか?現状認識が甘いのか?日本人はビジネスの駆け引きが欧米人より劣っているのか?トランプ大統領の政策を失敗すればよいと想っているのか?不確実な時代の過去・現在・未来に感じます。

*『不確実性の時代』 ジョン・K・ガルブレイス(John Galbraith:カナダ生まれ)著(斉藤精一郎訳)(TBSブリタニカ, 1978年/講談社[講談社文庫], 1983年/講談社学術文庫、2009年) 日本で1978年のベストセラーになった。wikiより

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