人工知能4
日本はメカトロニクス時代から人工知能技術に一番近い存在です

それぞれの人が手にしたいと想い描く「AIデヴァイス」の姿は?

一般的な日本人が望む、欲しい工夫からAIロボットの未来が…

ヒントは意外にも身近な生活の中にあることが日本の力強さ、素地です

 

世界に誇る日本産業界は自信喪失ぎみ?もっと胸を張り自信をもって己の開発した優れた商品を我々や世界に売り込んで欲しいものです。海外メディアのアニメ・ゲームに続く日本製品の紹介やリスペクトを感じさせる報道を逆輸入放送もあれば、日本メディアも日本の誇る商品が世界を席巻しそうな番組を放送するなど熱い視線が日本の人工知能開発に向けられています。人工知能以前の20世紀後半からすでにその素地は、アニメや各産業のメカトロニクス技術や未来予想図の中で顕在化していたことが理解できます。

 

メカトロニクス時代(人工知能の手前、マイコンプログラミングの時代)

メカニックとエレクトロニクスを合成した略語和製英語のメカトロニクス。機械工学と電子工学をかけ合わせた技術は20世紀後半辺りから頭角を現し人の腕と手に似せたデヴァイス(機械装置)「マニピュレータ」が玩具で商品化されたり自動車生産で大量に導入されたりで自動車生産映像などでもおなじみになっています。現在はメカトロニクスの集大成と発展途上の人工知能・AIが現実的ですが見て取れる未来は、よりAIの活躍と利用が広範囲に渡なることが確実視されています。

料理の数値化

世界的な権威と称され飲食店に星印が1つ付いただけでもマスコミの取材合戦で大賑わい行列現象を巻き起こすご時世。20世紀にご当地の名物料理を温度センサー、検査機などとレシピや料理手順を事細かに記録、データ化し、いつでもどこでも同じ味を再現できるように工夫されチェーン店展開されたファストフード店が日本には数多く存在し今も健在です。スパゲッティの店「あるでん亭」や「長崎ちゃんぽん」などもそうではないかと想わせます。今後、高評判の有名店の料理が人の手を使うことなくAIによって名料理人の腕を観察させ再現するAIロボットがてんてこ舞いすることなく24時間稼働で美味しく温かい料理を提供してくれる21世紀ならではの時代が来そうです。

ホテルの無人化

ATMや空港の搭乗発券機的なデヴァイスでチェックインするビジネスホテルは20世紀末から眼にするようになりました。長崎にある「ハウステンボス」では宿泊客に「変なホテル…」とロボット自ら話しかけチェックインできたり、マニピュレータ利用の料理ロボットなども導入予定の未来型ホテルが話題です。

ホテルの表舞台では無人化が進んでも、おもてなし、最大の決め手の一つは客室の清潔感漂うベッドメーキングやトイレなどの水回りが挙げられます。そこで働く人の苦労は公にはなっていませんがきっと大変な重労働の一つではないかと察します。現在人海戦術で処理されている裏方の作業をAIロボットに変更・肩代わり出来たら、セキュリティも含めAIロボット集団による全無人ホテルをどこの国の企業が一番乗り出来るのか楽しみの一つです。

ウォッシュレット

国際的なホテルでは五つ星が最上とされた時代からドバイなどにできた至極のひと時を過ごせる七つ星ホテルなど国際評価が海外旅行の決め手の一つです。

日本でウォッシュレットは一般家庭や比較的安価とされるビジネスホテルでも標準装備されていて珍しくありません。海外ではどうでしょう?まだまだ世界普及率は低く国際的な高級ホテルでウォッシュレットを標準装備・導入すれば星の数に恥じない真の高品質の高級ホテルになる想えます。

 

便座の前に立てば便座カバーが自動的に上がり、座すればセセラギの音に交じって糞張れる優れものトイレはAIとメカトロニクスの成果です。その延長にはAIを屈指した人と交流する「今日の健康状態は…」、「消化不良では…」などジョークではない未来型トイレの世界も見えてきます。

 

完成度の高い人工知能へ一番乗り

旦那衆は自身の所属する会社・企業・団体で工夫することの大切さと、付加価値の付け方を日夜思い知りながら世界に通用する商品・サ―ビスを生み出し提供しようと努力し、家庭での受け皿となる嫁の力はもっと直接的な利益が見え、副収入から専業発明家へなど、工夫や楽にする発想の光で道は照らされ開けています。

洗濯機を回せば細かい糸くずやチリを集積するネットが標準装備され、

押した分しか出ないノズルを付けたドレッシングボトルや調味料ボトル、

浴槽に浮かんだ抜け毛やごみをスクイ取るラケット型ネット、

分厚い布団をコンパクトにできる空気抜き吸引口付透明袋、

肩幅の長短に合わさられる伸縮式ハンガーなど留まることのない工夫の宝庫。

特許で権利保護された町の発明品を次から次へと思いつくのは主に家事やおさんどんに明け暮れなければならなかった主婦の方々の自身の作業を楽にしよう、きっと他の人も苦労しているはずという思いが自身を動かし商品化へと結びつけ自信につながっていったのではないでしょうか。

 

日本は、至れり尽くせりの細かい工夫を具現化し便利で人を楽にする技術開発の宝庫であり国際社会で産業が生き残れ、AIの将来に一番近く正しい答えを導き出せる土壌を、国民性を備えるていると感じます。

(01.May.2016)

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