人工知能11

無限大の可能性を秘めるヒトの脳を超越し具現化できる人工知能は無限大

自動運転車、囲碁対決、医療分野、東大受験をあきらめた人工知能など

無限大の活躍の場がある人工知能、ソフトとハードのミックスは工夫次第

 

JR博多駅前の大規模道路陥没事故

約1週間で埋め戻され国内外が驚いてから、道路が最大で約7センチ陥没(かんぼつ)したのは想定内とする11月26日のニュース。下水道管などによる道路、地下の陥没は平成26年(2014年)度全国で約3,300件あったそうです。日本各地で起きる道路インフラの問題、相次ぐ事故や異常の大きな原因は老朽化.。財政難や人材不足に苦慮する多くの自治体で対策が遅れ、点検や補修を効率的にどう進めるかが課題になっているとのことです。

世界に先立つ高齢化社会と老朽化の克服・解決策

高齢化社会を世界に先立ち経験している日本が、道路、橋、堤防などのインフラの老朽化による事故多発を同じように世界に先立ち経験している現状に、先見性のなさ、その場限りの付け焼刃な対応のツケが明るみになってきていると高齢化社会問題・各インフラ事故などマスコミ報道で明らかにされています。

異才能集団の活躍に期待

国土交通省は問題解決に複数の民間企業の技術を組み合わせ、道路の陥没の危険を予測する仕組みを進めているとのこと。

1、凹み:自動車に取り付けたセンサーにより道路の凹みをスマホで把握

2、ひび割れ:走行しながら車載カメラの映像を使って路面を調べる技術

3、空洞調査:地面を掘らず地下構造を電磁波発生装置牽引車で調べる技術

3つの企業の技術を合わせ、路面と地下の変化を一括して把握し陥没の恐れのある場所の予測につながると期待され、複数の民間企業の提携を堤防や橋などのメンテナンス技術にも拡大したい、との報道でした。

異才能集団の活躍が本格化する兆しが感じとれ、世界に先駆けた官民一体の偉業を成し遂げる日本発世界への御恩返しにつながると期待が高まります。

 

問題が何か判らないのが問題:原因があって解決策がある

今回埋め立てスピードの速い復旧に活躍・尽力した企業に敬意をはらいつつ、想定内の陥没とされるも問題の本質は突き止められたのでしょうか?原因究明した対策が重要で、表層の現状復帰は一抹の不安を残すと心配する向きもありそうです。問題の本質を究明することが真の問題解決につながり対策を打てるのであり、人工知能の活用の場として最適な仕事の一つといえそうです。

目的と手段(たびたび登場するテーマです)

問題の本質を究明しその原因に合った解決策を前例がないのなら近似値の過去の事例や最善策と想えるアイディア、実行プランを工夫することが何より大切な道筋で、傾向と対策、目的と手段など同義語であるにもかかわらず、見落としたり、急ぐあまり表層的なその場限りの対策で終わらせてはなりません。

人工知能利用によるデータの蓄積・ビッグデータとディープラーニングを組み合わせ見落とさない模索と問題解決が必然で、人の工夫そのものです。

 

北斎の絵を人工知能で復元期待

幻の作品と言われる「須佐之男命厄神退治之図」(1845年北斎86歳筆 関東大震災により焼失)、精度の高い原寸大(幅2m76cm)の白黒写真から北斎が江戸時代に入手できた絵具で描いた総天然色画を再現する2年にわたるプロジェクトをNHKが放送しました。素晴らしいシゴトをされたまだ33歳という若さのプロジェクトリーダーの木下悠さんとこの道30年以上になるベテラン修復師の山内章(あきら)さんのお二人に多大なる敬意を表しつつ、人工知能に現存する葛飾北斎の白黒、カラーの写真や絵を読み取らせビッグデータ化しこのプロジェクトで扱った絵を再現しては!と脳に湧きたつ感覚を覚え、比較して観たい欲望に駆られながら、やはり人が2年をかけて再現した絵の方が人工知能より優れていると、人の無限大の能力を再認識したいと感じました。

 

囲碁の世界にも人工知能とメカトロニクスを!

今年3月、米国のグーグルが開発したAlphaGoが世界のトップ棋士をやぶり衝撃が走りました…そのAlphaGoに対抗?しようと国内のプログラマーや東京大学の研究者らが開発をすすめている囲碁ソフト「Deep Zen Go(ディープ・ゼン・ゴ)」が史上最多タイトルを獲得したプロ棋士趙治勲・名誉名人と初めて対戦しました。一勝一敗のまま最終日の23日、勝負の結果は趙治勲・名誉名人の勝利となりソフト側は対戦の途中からAIに演算時間を増やしながら敗戦し貴重な対戦から課題が見えたとして敗戦を価値あるものに代えていました。

「AlphaGo(アルファご)」の時に感じた…人工知能と擬人化された体裁でロボットの手・マニピュレータが碁盤に碁石を打つ対戦を魅せて欲しかったと多くの視聴者が感じたはずです。(想像力84 より)再度蘇りました。ソフトとハードをミックスする異才能集団が囲碁ソフト搭載人型人工知能を可能にするはずです。

 

工夫の世界は視点を変えることが大切

異才能集団による総合力化した頭脳に当たるAIソフト、五感にあたるセンサー兼物理的に作動する身体と同じ機能を有する各部位を人型にまでにした状態で見せて欲しいと感じた次第です。

映画などですでに実用化されていると勘違いされがちの人工知能ですが、日本の優れた異才能人たちが結集し問題解決に当たれば無限大に可能だと想うからです。何を解決するか問題の本質を共有することが第一歩です。

業界を超え、官・民・学の共同作業花盛りですが、ヒントや解決策は視点を変えた意外なところに想定外のことに潜んでいるのが常ではないでしょうか。

人工知能ならば抜け目なく効率的に実現を無限大に可能にすることでしょう。(01.Dec.2016)

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