商品開発スピードも導入スピードも後手の日本に必要、すべきリブートは?
米国のIT企業の動きから見えてくる市場開拓と切磋徳間の過当競争
ガラパゴス日本にコリゴリならば今すぐリブートを!

グーグルホーム(Google Home)
ピチャイCEOのグーグル新戦略で力を入れているAI(人工知能)開発に、アメリカで
人氣の音楽を再生したりネット通販ができたりする日本語対話機能の音声認識スピーカ
ー、グーグルホームを日本で年内に提供予定と発表したのは5月。
日本グーグル、日本語AI音声認識サービス
グーグルの日本法人はスマートフォン向けに音声対話型の人工知能サービス、グーグル
アシスタントの日本語版の提供を始めグーグル検索や地図機能などを音声で操作が可能
にと5月末に発表。グーグルホーム用日本語ビッグデータ集めかもです。

アップル開発者会議
「音質の良さと賢いAIでスピーカー市場に風穴を開けろ!」、家庭用オーディオ改革
をティム・クックCEOがアップル開発者会議で発言。デジタル音声アシスタント「Siri
(シリ)」搭載の音声制御スピーカー「ホームポッド Home Pod」を価格349ドル
(約3万8500円)で発売と発表。音楽やエアコン操作ニュース確認などができる音声
アシスタントスピーカー市場にアップルがどこまで食い込めるか注目ですと6月に報道。
アップル苦戦か
米国の新聞各紙はアマゾンの苦戦が強いられるのではとコメント。音声アシスタントス
ピーカー市場は2020年までに21億ドル(日本円で約2300億円)規模になるという市
場予測もあり高価格の「ホームポット」がすぐに追いつくのは難しそうとの見方にウォ
ール・ストリート・ジャーナルは家庭にマイクを置くことは盗聴されるのではと不安を
抱く消費者に、プライバシー保護に定評のあるアップル社がスピーカーに搭載されるAI
を本当に賢いものにすればライバルよりも有利になるかもと6月にテレビ東京で放送。

iPhone、2007年6月に発売から10年
「世界を変えたiPhoneそれを夢見たジョブス氏、そして未来を見続けたアップルの社
員を讃えたい」と10年の節目を迎えティム・クックCEOがコメントを発表。スマート
フォンは生活を大きく変えたその一つが「フリック入力」。ガラケー方式の一文字をボ
タン5回押す代わりにフリック入力は画面を1回なでるだけ。スマホに慣れた世代はキ
ーボード打ちがニガテらしくスマホをパソコンとUSBでつなぎフリック入力でパソコン
操作する商品が登場とNHK6月に放送。(最終的には音声認識で問題は解決します)

日本発のIT端末AIスピーカー〔世界最先端システム〕
米国の企業が先行するAIスピーカーに世界最先端のシステムを日本が開発しようと世
界から取り残され後手に回った「ガラケー」の反省を踏まえ総務省主催の有識者会議で、
官民挙げて開発という報告書案で、どんな質問にも回答できるスピーカーを2020年度
までに完成を目指すとした。通信大手のLINEはAI学習で利用者の気持ちを汲み取った
会話もできる音声認識AIスピーカーの「クローバー」を秋に発売と6月にNHKが放送。

Facebook、利用者20億人に達したと発表
フェイスブックのマーク・ザッカ―バーグCEOは、年に1度はログインする利用者数が
20億人になったと発表。フェイスブックは2004年に学生同士の交流目的が始まりで一
般にも開放し利用者が世界で爆発的に増加、中国の交流サイト「ウィーチャット」の約
9億4千万人を上回り2014年に10億人を超え5年足らずで2倍に増えたことに。フェ
イスブック上でウソのニュース、フェイクニュースが拡散したり犯罪現場など不適切な
映像の投稿があいつぎ、フェイスブックは人工知能を活用し問題のある投稿を未然に防
ぐ対策をし社会的な責任を果たす姿勢で拡大をアピールと6月末にNHK報道。

音声アシスタントスピーカー市場
2020年まで毎年40%の市場拡大の見込。音声認識スピーカーの市場はアマゾンの「ア
マゾンエコー」が市場の71%、グーグルは23.8%が現状。アンドロイドケイタイ20億
台、iPhone10億台に対し音声アシスタントスピーカーは3000万台を超えた黎明期。
グーグルがアンドロイドと音声アシスタントスピーカーを組み合わせた市場を構築でき
ればアマゾンの独り勝ちに変化があるかもしれないと7月末にテレビ東京が報道。

Googleオーストラリア訛りの開発者を募集
アメリカで発売したグーグルホームでオーストラリア人の発音に音声認識が対応できな
いと急きょ開発者募集に踏み切ったと報道。

日本が目指す最先端音声認識で日本製音声認識スピーカーを作ったとしても漢字、ひら
がな、カタカナの微妙なアクセントや各地の訛りや方言をフルカバーするのは厳しそう。
日本語をとことん追求するあまりまたガラパゴスになりかねません。日本だけでしか通
用しない音声アシスタントスピーカーになるのではと懸念が広がる氣がします。

消費をけん引する米国ミレニアル世代
1980年代から2000年代初頭までに生まれ2017年時点で17歳から37歳の世代。400
万人以上世代もいて合計約5000万人弱。コア世代は25歳前後が470万人越えのミレ
ニアル世代が市場を支えている米国。アメリカの総人口は推定3億3千万人弱で世界第
3位、1,2位は中国とインドで13億人強で、日本は連続8年、毎年30万人減の1億
2千万人強。世界市場を視野するならば日本とケタ違いの国に打って出れる商品開発が
求められます。日本の風土である〔チャレンジ精神の欠如、リスクを執らない〔リスク
オフ〕精神が若者のやる氣をなくさせている〕という見方もできます。今一度日本はア
メリカや中国に思い知らされている商品市場現場にリブートすべきでは!

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