NUDNで、今年からの入学式に「日藝賞」の創設と授賞式がはじまったことを初めて知りました。
式典では、まさか本人が来るとは思わないでしょうから、大変な騒ぎだったようですね。結論から言って「日藝賞」はとてもすばらしいと思います。偉そうに言いますと「よくやった!」。最近の日芸は、なんとなく“伝統にあぐらかいたイメージ”があり、新しい取組みはむつかしのでは!と思っていましたから・・・・・・、意外性もふくめ、まさに場外大ホームランですね。

時期的に春は政府による叙勲の季節です。政財界・公務員以外では、桂歌丸・道場六三郎氏が叙勲になり、本人の喜びが映像で映し出されてました。そして今日は勲1等の皇居式典がネットニュースで流れていました。
受賞者はそれぞれの分野で、永年活躍された方が受賞の対象になっていますので、大変良いことだと思います。ただ、受賞者が殆ど70歳代ということが気になります。“白髪の老人”になってはじめて受賞者になれる!

受賞者は業績からみて、すばらしいと思いますが、私のような50代にはそれなりに歳が近く、親近感があります。ただ、若い世代の関心度はかなり低いと思います。その理由として「1:あまりにも歳が離れていて親近感がない」「若い世代が見るTV・ネット・雑誌などに登場しないため全く知らない」と思います。

小説の場合、ベテランの永年の活躍には直木賞、新人の活躍には芥川賞があります。両賞の比重は同じだと思いますが、やはり若手が受賞対象になる芥川賞がとても有名でマスコミ受けしますね。そうゆう意味では、今回の日芸賞はマスコミなどで有名な若手と中堅の受賞ですので、新入生に対する“うけ”はすごいと思いますね。三谷幸喜さんは人気脚本家であり、個性派俳優としても大人気ですから大変良い人選でしたね。佐藤隆太さんはまだ20代ですから、俳優志望の新入生には、自分も努力すると、すぐ手が届きそう(実際はかなり狭き門)・・・・・・・とのイメージが膨らみ、効果は絶大ですね。

というわけで来年の受賞者が楽しみですね。仮に「日藝賞」に課題があるとしたら、デザイン・美術・写真など、専門家として実力はあっても、職業がら人気俳優並に有名になるのは大変なので、その場合はどうするか!また、将来受賞者のネタ切れになった場合は、新人女優の蒼井優さん(中退組)も受賞対象に考えられますね。
とにかく今回はすばらしいニュースで、OBとして大変うれしく思いました。今回の大成功をバネに、「新しいアイデアに溢れた日芸」になって欲しいものです。

2007.05.11

環境NPO:Eco Smart:加藤 均
・Eメール:yta114@yahoo.co.jp
・URL:ecosmart.web.infoseek.co.jp

★加藤さん、ありがとうございます!
 尚、「日藝賞」受賞資格は日芸中退組にもあります。(編集者より)

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