復興のカタチを探るデザイン 連載113 

テレビ画面にくぎづけになっていた昨年3月11日。あの日からもう1年になろうとしています・・・。地震によって異様に押し上げられた海面が堤防を乗り越え、船や車、住居の塊を浮き上がらせて流れる様には、 なにか幻覚をみているような感覚にも襲われてい …

待望! 次代を切り拓くリーダー 連載112

ジョブス、その影響力はいまも・・・・ 輸出立国からの転換? 31年ぶりに貿易収支が赤字なのだという。 あいかわらずの閉塞感・・・などとも言うまい。我が国の未来を楽観的に展望できる話題もなく、あまりにも悲観論者が多くなっているからだ。 そして …

モビリティーの新世紀! 連載111

電気自動車が主役に  第42回東京モーターショーが東京ビッグサイトで始まった。前回の幕張から会場を移しただけに地の利では圧倒的に来場者が多いようにみえた。 会場で、とくに目についたのは実用化で世界の先端を行くEVの可能性を提案するものだ。 …

ジョブスの「こだわり」を「形」にする 連載110

ジョブスの「こだわり」を「形」にして見せた、デザイナージョナサン・アイブのデザイン力・・・。 ジョブスにとって幸運だったのは、そのアイブが残っていてくれたことだった。 1985年、30才のジョブスが創業したアップルを追放されたというショッキ …

形あるものへの好奇心 連載109

 レオナルド・ダ・ビンチ たとえば、「モナ・リザ」をみる。と、なぞといわれるほほ笑む口もと、見つめる目・・・。 光をとらえたひたいや、柔らかくふくらむ胸元、そして、まとった黒い衣服・・・。 それらは輪郭線ではなく、光と陰影によって自然な形と …

ピストってなあに。 連載95

ピストってなあに。 連載95

10月に入って急に仕事が忙しくなってきました。震災直後、あいついで延期になったり中止になったりした仕事が、秋に集中したことが理由です。仕事があることは喜ばしいことですけれど、お母ちゃんはバタバタです。仕事に行くにはまず、子どもを自転車で保育 …

魅惑の女性を独り占め 連載107

魅惑の女性を独り占め・・・・ ガラーンとした館内、これまでとはなにかが違う気配だった。まさか、休館日なのではと戸惑いながらも周辺を見渡し、きらびやかな壁面に連なる絵を見ていた。 世界有数のルーブル美術館であり、中世ヨーロッパの絵画や彫刻など …

見る、描く、考える軽井沢セミナー・ 連載106

とにかく、『40枚のパッドを楽々クリア?』そんなセミナー攻略本が出回りそうな時代になってきた。 「のびのび」と「自然」に「ゆったり」と・・・。成績や出世競争より「人間らしさ」など、否定出来ない本音であり、タテマエでもあるが・・・。 豊かさを …

『想定』と『想定外』 連載105

あの日からからもう3カ月近くが経ったのだろうか? 緊迫した震災の状況が連日の新聞やテレビなどで報道され、繰り返し放映される当日の映像には改めてその異常な事態が起きたことに驚かされてもいる。 三陸沖を震源としたマグニチュード(M)9.0という …